幼稚園年少お遊戯会

息子との歩み
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12月に幼稚園のお遊戯会がありました。

運動会、お遊戯会と連続して行事が続き、子ども達も先生も大変だったろうなと思います。

息子は最初練習を嫌がっていたようです。どうやらお遊戯会で舞台に立つ位置がコロコロ変わったりすることが嫌だったみたいです。

最初は先生たちも所々参加できない場面もあるかもしれないと申し訳なさそうに伝えてきましたが、私も息子の無理のない範囲で参加できればいいと考えていたので、少し残念ですがそれは仕方ないよなと思います。

その後先生たちがいろいろ配慮してくださり、息子が立つ位置が分かるようにマークを付けてくれたり、できないところはハードルを下げてくれたり、いろいろ考えてくれました。

練習に参加できているのか心配でお迎えの際に息子の様子を時々聞いていましたが、先生たちのおかげで練習にも嫌がらずに参加できていると聞き安心しました。

家でもお遊戯会の歌を口ずさむ場面も見られ、私も少し本番が楽しみになってきました。

ただ待ち時間が多いのが辛いようで、本番中にあまりに待てないようならお友達の陰になっているところで手のひらサイズの本を持たせてくれるとこのことでした。

あとは本番中は緊張して、もしかしたらお喋りも出てしまうかもということでした。ただ練習中はだいぶ無駄話をしないで参加できるようになったようです。本番は他の保護者もいて緊張するよねそりゃ。

とにかく息子のために配慮してくださって、先生たちには本当に感謝です。

ついにお遊戯会当日、朝早かったですが遅刻しなくてよかったです。(そこ?)

お遊戯会は学年ごとに分かれていて、年少は2クラスでそれぞれが違う演目で息子のクラスは2番目でした。

1組目のクラスの演目が始まると、壇上に先生がいなくてもみんなしっかりと自分の役を演じていて、「えっ?レベル高くね?」と思いました。

息子大丈夫かな~(;’∀’)

そしていよいよ息子のクラス。

幕があがると、あれ?息子いないぞ。

なんかあったのかな?と思っていると、みんなが立ち上がってオープニングを歌っている陰で、椅子に座る息子を発見。

そういえば先生、椅子に座っている場面があるとか言ってたかも!話だけでイメージがつかなかったけどこういうことなのか(汗)

オープニングから少しびっくりしましたが、更なる衝撃が・・!

息子と同じ役の子ども達が踊りだす中で息子は踊らずに、オープニングの時の同じ椅子に座ったままでした。

やっぱり正直言ってショックでした。

多分みんなと一緒には踊れなくて棒立ちになってしまったとしても、先生が誘導してその場に立たせてはくれるんだろうなと想像していて、他の子が踊っている中椅子に座って待っているという光景がなんだかアンバランスで、何もやってない感がすごくてもう少しどうにかならなかったのかなと最初は思いました。

他の保護者にも絶対なんだあれって思われた( ;∀;)

あともう一つショックだったのが、息子と同じ療育通いの男の子がほぼパーフェクトに自分の役をこなしていて、はたから見れば療育に行っているなんてわからないほどだった。
私が親だったら感激するだろうな。

同じ療育通いでもこの差ってなんなんだろう?

その後の内容はあまり頭に入ってこなかったのですが、そんなに動き回る場面はなかったのでなんとなくその場で参加できていて無難に終わった感じでした。

フィナーレの時に小さく手を振る息子の姿が見えました。

子ども達が着替えているのを待っている間、周りには楽しそうに談笑する保護者達。
私と夫はなんだかしゅんとしていました。夫も正直ショックだったようです。

もしも息子が定型発達だったら、お遊戯会終了後に笑顔で「すごく感動しましたね!」とか言って、他の保護者と語り合う未来もあったのかな?

多分私が今他の保護者に話しかけても、きっと気を遣わせてしまう。ただただ周りがうらやましかった。

子ども達の準備が終わり、息子を迎えに行くときは笑顔で褒めてあげようと思っていたのになんとなく表情が曇ってしまう私。最悪だ。

加配の先生と少し話したのですが、少し緊張気味だったかなとのこと。だけどほぼ練習通りにできてすごく褒めてくれました。

担任の先生にもばっちりでしたと褒めていただき、親としては息子にとってのばっちりってあのレベルなんだなってまたしても少し凹む。

家に帰っても気分は落ち込んだままで、息子の前でそんな姿を見せるなんて本当にダメな母親。

だけどね、少し経ってからお遊戯会の動画を見直してみるとたくさんの感動が待っていたのです。

気持ちが落ち着いた状態で動画を見ると最初のダンスのシーンはできなかったものの、同じ役の子が立ち上がったら立ち上がったり、隣の子を見ながら小さく動きを真似しようとしていたり、本番中は見にくい席だったのと、気持ちが動揺していたのもあって気が付かなかったのですが、すごくすごく頑張っていたのだなと改めて感じることができました。

少し前の息子を考えると、周りを見て座ったり立ったり、ましてや振り付けを真似るなんて本当にものすごい成長!

まわりの成長がすごすぎて息子自身の成長を素直に受け止められなかったことに猛反省した私でした。

しかも本番中も離席することなく、最初から最後までずっとその場にいられたのもすごいこと。待てなかった時用の絵本も読んでいなかったし。

あと、最初はショックだった息子だけ椅子に座っていた場面も受け止め方が変わりました。

そもそも最初は練習に参加するのを嫌がっていて、座ったままだったら参加できるって息子が言って、それから練習に参加できるようになったよう。

だから先生達は息子の思いを汲んでくれたんだよね。それなのに心の中でいちゃもんつけてごめんなさい。

何も知らない人から見たら、椅子に座ってぽけーっとしてるように見えたかもしれないけど、息子は練習の時からそうやって練習してきて、本番も練習通りにきちんと自分の役をこなしたんだよね。

だって椅子に座って待っていることが息子の役割だから。前日も明日頑張るって言ってくれたし、約束通り本当に息子は頑張ったんだ!

そしてよく見ると、みんなが踊っている間に座っている時も手だけは他の子の動きを真似しようと頑張ってるの!

息子が頑張っている姿をいっぱい感じることができて、遅れて感動がやってきた。

すぐに気が付いてあげられなくてごめんね。本当に本当に頑張ったね!息子が愛おしくて仕方ない。

家に帰ってから、息子を抱きしめて改めていっぱいいっぱい褒めてあげました!

他の子と比べて落ち込むだけで終わらずによかった。ちゃんと気が付いてあげられてよかった。

またひとついろいろと受け入れることができた。

先生たちもありがとうございました。

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