2歳になっても手づかみ食べはダメ?無理にやめさせなくてもいい理由

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食べ物を手づかみするという行為は、大人がやれば行儀が悪く見えますが、子どもにとっては食事をするうえでの大事な成長過程のひとつです。

誰もが手づかみ食べという家庭を経て、スプーン、フォーク、お箸とステップアップしていきます。

だけど自分の子どもがいつまでも手づかみ食べばかりして、スプーンやフォークを全く使ってくれないのは心配になりますよね。

今回は私の実体験も交えながら、手づかみ食べの大切さや、スプーン、フォークの練習方法などについて書いていきます。

あずき
あずき

実は2歳2か月になる息子も未だに手づかみ食べ継続中です。
だけどフォークやスプーンも使ってくれるようになりました。

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手づかみ食べの大切さ

手づかみ食べは子どもが成長していくうえでとっても大切なことです。

食べ物を手で掴んで、口に運び、飲み込むという一連の動作は一見単純に見えますが、「手で触れる→食べ物を指でつまむ→食べ物を口に運ぶ→咀嚼する→飲み込む」という多くの筋肉が連動する緻密な動作です。

脳は体の様々な器官と繋がっているため、手づかみ食べという行為は広範囲で脳を刺激します。

また食べ物を手で掴むことにより、食べ物の形や感触、温度などを直に感じることができて五感も刺激されます。

以上のことから手づかみ食べはいろいろな角度から脳を刺激し、脳の発達を促してくれるとても大切な行為なのです。なので積極的に手づかみ食べをさせてあげることはとても大切なことです。

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手づかみ食べはいつまでつづく?無理にやめさせなくても大丈夫

個人差はありますが、一般的には生後9か月頃からはじまり、2歳頃をピークに減少していくと言われています。

1歳頃からスプーンやフォークの練習を始めて、2歳頃までに食具で食べていくことを覚えていきます。

しかし、2歳になったからといって手づかみ食べを無理にやめさせる必要はありません。手づかみで食べやすいものは手づかみ食べにし、スプーンやフォークの方が食べやすいものは食具を使用するなど使いわけながら、3歳頃までを目安に徐々に食具に移行できれば大丈夫です。

個人差があることなので、焦らずそれぞれのペースで進めていきましょう。

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我が家の場合

私の息子は現在2歳2か月ですが、未だに手づかみ食べをします。2歳の誕生日が近づくにつれて「大丈夫かな?」「無理やりにでも手づかみ食べはやめさせた方がいいかな?」と悩みました。

しかし思い返してみると、息子はそもそも手づかみ食べをし始めたのも1歳頃からで、その頃はパンなども手渡ししないと自分で食べようとはせず、親がスプーンで食事を与えてくれるのを待っている状態だったので心配でした。しかしその後は自然と食べ物に手を伸ばし、自分でパクパクと食べてくれるようになったので、息子の場合平均よりも少し成長がゆっくりめなのかもしれません。

そう考えると2歳過ぎても手づかみ食べをしていることはあまり気にならなくなり、スプーンやフォークも少しずつ使ってくれるようになったので、過度な心配はせずにゆっくり見守っていこうかなと思えるようになりました。

確かに2歳になっても食事の全てを手づかみで食べるのであれば少し心配ですが、並行してスプーンやフォークも使いつつ、途中でちょいちょい手づかみ食べもしてしまうという状態なので、食具の使用が上達してくるにつれて、自然に手づかみ食べの頻度が減っていけばいいなと思います。

手づかみ食べからスプーン・フォークへ移行する方法

スプーン・フォークは子どもが使いやすいものを

スプーン、フォークは子どもが握りやすかったり、食べやすいものを使用しましょう。子どもが好きなキャラクターものもおすすめです。

我が家の場合、最初は100均のものを使っていたのですが、あまり息子が使ってくれなかったのでエジソンのものに買い換えました。

子どもが握りやすい構造になっており、スプーンは汁物などをたっぷりすくうことができ、ごはんなどもすくいやすいです。フォークも刺しやすく、麺類などの絡みがとても良いです。子どもが使いやすいのはもちろん、親が介助をする際もスプーンが食べ物にす~っと入っていくので使いやすいなと感じました。

こちらの製品に代えてからは以前よりも食具を使って食べてくれるようになりました。ケースもついているので持ち運びにも便利でおすすめです。

食べやすい食事を

最初のうちはフォークで刺しやすいもの(ハンバーグや具材が大きめの煮物など、適度な大きさと厚みがあるもの)、スプーンですくいやすいもの(汁物やカレーライスなど)をメニューに取り入れましょう。

食具を使って食べることは面白い!と感じてもらうことが上達への第一歩です。

スプーンやフォークを使う習慣がついたらだんだんといろいろな形状のメニューにチャレンジしていきましょう。

最初は親が補助しましょう

子どもにいきなりスプーンを持たせても当然ですが使うことはできません。はじめのうちは親がスプーンで食事をすくって子どもにスプーンを持たせて口に運んであげましょう。それに慣れたら今度は食事をすくったスプーンをそのまま子どもに手渡し、スプーンを自分で口の中に運べるようにします。

最初はうまく口に運べず、食べ物が途中でスプーンから落ちてしまったり、食べこぼしてしまったりするかもしれませんが気長に見守りましょう。

上手にスプーンを口に運べるようになったら次はスプーンですくう練習です。親が子どもの腕を動かしながら、スプーンで食事をすくう動作を補助してください。それを繰り返すことによって、子どもは食具を使って食べることを覚えていきます。

フォークでも同様に行ってみてください。

適度に声掛けを

例えばパンやポテトのように大人でも手づかみで食べるものに関しては、手づかみ食べでも問題はありませんが、その他の普通は手づかみで食べないものを手で食べてしまうのは困りますよね。

そんなときは「あれ?フォークは?」「これはスプーンで食べようね」などと声をかけながら、誘導してあげましょう。

なかなか根気のいる作業ですが、息子もようやく声をかけると「おっと、いけない」といった具合に自らフォークに持ち替えてくれるようになりました。

慣れてきた頃に少し放置してみると成果がわかる

ある程度スプーンやフォークを使って食べるという意識がついてきたら、少し放置してみて子どもが食べる様子を観察してみましょう。案外上手に食べられるようになっているかもしれません。

食べこぼしてしまったり、途中で手づかみ食べになってしまうこともあると思いますが、自分の力で自由に食べるということは子どもにとって大切な経験になります。

食べ物は食具で食べるという認識ができれば成功したも同然

「スプーンで食べてくれるようになったけど食べこぼしてばかりだな」「面倒になるとすぐ手で食べようとするな」など、スプーンやフォークを使ってくれるようになったものの全然上達しないと悩んでしまうかもしれません。

しかし手で食べるということしか知らなかった子どもにスプーンやフォークで食べるという認識が生まれたというだけですごいことです。それを認識させる事が一番大変な作業だと思うので、あとは少しずつ経験を積み重ねていけば食具の使い方は自然と上達してきます。

ここまでくればあと一歩です。

掃除が大変!そんなときは

深めのトレイを使用

食器をひっくり返してしまったり、食べこぼしがあっても、深めのトレイに載せていれば食べ物が机や床にこぼれるのを防いでくれます。

我が家は100均で購入したものを使用しています。息子がぶちまけたお味噌汁やお茶などを受けてめてくれるので大活躍です。

ポケット付きのエプロンを使う

フォークで刺した食事が口に入る前に落ちてしまうなんてことは日常茶飯事です。そんなときはポケット付きのエプロンを使用しましょう。食べこぼした食事をキャッチしてくれます。服や床が汚れるのを防いでくれます。100均でも売ってますよ。

こんな感じでポケットが深くて広いものがおすすめです。

外食などで服を汚して欲しくない時は、袖つきのものがおすすめです。

椅子の下にシートを敷く

いろいろなアイテムを駆使しても床に食べ物が落ちてしまうこともありますよね。最終手段として床にレジャーシートのような防水性のシートを敷くのがおすすめです。

床が傷むのを防いだり、食事のたびに床掃除をする大変さから解放されます。

こちらは使い捨てのシートです。

結局は楽しくたべることが1番大事

スプーン、フォークを上手に使えるようになることは大事ですが、過度なしつけで子どもが食べることを嫌いになってしまっては本末転倒です。食に意欲的であればおのずと食具の使い方も見に着きます。なので楽しく食べること、スプーン、フォークをマスターする近道であると私は思います。

「今日は全然フォークを使ってくれない!」「食べ物を食べ散らかして遊んでる!」とがっかりせずに、「手づかみで食べてるけど、食べ物の触感を勉強中なのかな?」「最後は遊び食べになってしまったけど、最初の方はスプーンで上手に食べていたな」「とりあえず完食してくれたから良し」などとプラスに考えましょう。

一見遊んでいるようでも子どもは失敗を繰り返していろいろなことを学んでいるのだなと思うと、この経験も無駄ではないのだから「まぁいっか」と思えるようになります。

手づかみ食べでも楽しく食べることができればそれでいいや!というぐらいの気持ちで気楽にいきましょう。

あずき
あずき

ひとりじゃないよ!一緒に頑張りましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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